つづら折りの家

間口が狭く南北に長い敷地に大小の台形平面を配置し、そのズレや歪みから生まれた様々な余白に庭や人の居場所を作り、住まいと周辺環境とつなげて、狭さを感じさせない多様な奥行きと溜まりと時間が生まれるような豊かな空間を目指しました。
外と内との視線のぬけは、正対することもなく多様な奥行きと外とのつながりを生み出し、それぞれが柔らかくつながることで間口の狭さは感じさせません。また、階段脇のトップライトの光は左官の壁に当たり拡散しながら一階の足元まで届き、リビングを静かに優しく包んでいます。
所在:
東京都
建築形式:
新築
竣工:
2015年
構造:
木造在来工法 2階建て
延床面積:
105.29㎡(31.85坪)
種類:
夫婦
建築家
東京都杉並区
YASUMITSU TAKANO
遊空間設計室