• (庄司寛建築設計事務所)

青梅の家

所在:
東京都青梅市
竣工:
2023年10月
構造:
木造 地上2階
延床面積:
97.45㎡/29.48坪
種類:
男性1人+大型犬2匹
テーマ:
造形美、借景(親緑空間)、余白(オープンスペース)
30度…振られた軸線とスカルプチュアルな造形
この住宅では、雄大なスケールの自然に囲まれた環境にあって、単体としての建築的存在感を有し象徴的で力強くスカルプチュアルな造形を持つ建築を提案しています。敷地固有の既存境界線に対して多摩川の方向に30度ほど振った軸線をプログラムし、その軸線に沿って建物本体のヴォリュームを配し、それによって生まれる異形余白のスペースを建築全体のデザインに反映させることで特徴的な造形フレームを創り上げています。車を愛するオーナーのために、1Fには大型の車を格納するための2台分のインナーガレージと階段機能に付随するエントランスホールのみを計画し、外部にはその他に最大で5台駐車可能なカーポートスペースを確保した上で、この住宅における居住ヴォリュームは全て2Fにリフトアップしています。居住スペースはほぼワンルームで構成されており、敷地北西角に向かって迫り上がる建物正面の傾斜壁と片流れの勾配屋根に包まれた特徴的なリビング空間は、そのヴォリューム内に南側からの直射光を存分に溜め込み、隣接するルーフデッキと一体となって光溢れる明るい住空間を創り上げています。
この住宅は、大自然に抱かれたロケーションの中でそのスカルプチュアルな造形の創出とともに終の棲家としての居心地の良さを追求したものです。