時を重ねる家@杉並区

敷地の二面が幼稚園の園庭に接するNさんの家は、都会に居ながらも、緑や光や風を身近に感じられる家です。2階のLDKは緑に包まれ、春にはキッチンの窓から桜の花に手が届きます。自然への開放感と都会暮らしのプライバシーを両立するために、窓と壁のバランスや天井の高さを丁寧にデザインしました。郷里・宮崎の山から伐り出した杉材を使用したり、漆喰壁をとりいれ手仕事の風合いを生かすなど、自然素材を多用し、時間とともに古びの味わいが増してくる仕上げによって、随所に取り入れた古道具や古建具といった古いものと、新しいものとが違和感なく調和した空間です。
所在:
東京都杉並区
建築形式:
新築
竣工:
2011年
構造:
木造在来工法2階建て
種類:
夫婦+子供2人
テーマ:
借景、古材、古建具、長屋門
建築家
京都市東山区、東京都葛飾区
TADASHI YASUI
クラフトサイエンス