スズムシ荘

敷地は長野県北安曇野郡。
北側には白馬の山々が連なり、周囲には田畑が広がるのんびりとした場所である。
関西暮らしていたご夫婦はこの景色と出会い、移住を決意。
風景と共に住まう家族の為の住宅を希望した。

前面道路に沿って細長い敷地に対し、なだらかな山脈の様な外観を形成。
高さを抑え、遠くの山々と一体化するような佇まいを目指した。
内部はほぼ平屋建てのワンルーム空間。
生活の中心となる1階は、どこから見ても景色と共にあるよう、
角度を変えつつ北側の壁を配置し、3次元的に景色が楽しめる空間となった。

施主は建設中も現場に足を運び、家づくりを楽しんだ。
縁のない土地で暮らし始めるのは大変なことだが、積極的に地域と関わりながらネットワークを広げ、移住地での暮らしを満喫している。
所在:
長野県北安曇野郡松川村
建築形式:
新築
竣工:
2013年
構造:
木造
延床面積:
109.71㎡(33.187275坪)
種類:
夫婦+子供1人
テーマ:
風景と共に住まう家
建築家
和歌山県有田市、長野県安曇野市
KAZUKI YAMASHITA
一級建築士事務所 アトリエ・アースワーク