kukka_House

立川の郊外の住宅地にご夫婦二人の終の棲家として作った小さな家。
ロフトまでの三層を吹き抜けでつなぐワンルームのシンプルな構成。ワンルームは使いやすいが単調な空間になりやすい。そこで、中央に階段配置することで空間を大きく4つに分けてそれぞれに個性をもたせることで、空間に彩りが添えられるように工夫した。
室内の扉はトイレに入るドアのみ。どこまでもシンプルに作ることで、1500万円というリーズナブルなコストを実現している。
なお、2階の床はフローリングの下地と成る構造用の24mmの合板を張ったままの仕上げであり、住まいながら楽しんで一枚一枚床を貼っていきたいご主人からのご要望であった。
住まいとは住まい手とともに育っていくものであり、家を育てていく楽しさも大事だと考える。
所在:
東京都立川市
建築形式:
新築
竣工:
2019年
構造:
木造在来工法2階建て
延床面積:
62.93㎡(19坪)
テーマ:
木のぬくもり
建築家
東京都東久留米市
YASUSHI FURUKAWA
アトリエフルカワ一級建築士事務所