風の家

別荘として建てられたこの建物は、地上1階、地下1階の二層構造で、一階は木造、そして地下はコンクリート造とし、これが擁壁を兼ねた傾斜地である敷地を安定させるための基礎となっています。
太陽の軌道に沿って南北に延びる軸線が東から西へと展開し、山から風に乗って鳥が舞い降り、羽を広げたかのような屋根伏は、この敷地のレベル差がゆえに出来上がった形状です。

建物の奥、西側一階に寝室を設け、寝室の南にはテラス、そしてその先に芝生、北側の高窓からは深々とした緑の木立を見上げることができます。
その更に奥、建物の一番奥深いところには、プライベートに利用する浴室を配し、浴室の窓からは、やはり緑の庭と木立を見下ろすことができます。

建物の前面南側、そして背面北側双方から、豊かな自然を感じることができるこの建物は、多忙な日常を忘れてリフレッシュできる別荘として活用されています。
所在:
群馬県
建築形式:
新築
竣工:
2009年
構造:
木造・RC造
延床面積:
184.84㎡(55.94坪)
種類:
夫婦