ぶどう畑の家

のどかな田園風景の中にある敷地です。
素朴で単純な形が風景に溶け込むと考えて、三角屋根の家となりました。
外壁はガルバリウム鋼板の一文字葺で仕上げ、手作り感のある雰囲気です。
内部は吹抜を中心としたワンルームの構成です。
ワンルームを活かして色々な方向から風や光が回り込みます。
細長い形状としたので建物に裏表 がなく、短辺方向に風が流れて、
通風に優れた快適な空間となりました。
見晴らしも良い場所なので、
2階のスタディーコーナーでは甲府盆地の夜景を眺めることができます。
吹抜があるリビングは、デッキや大きな窓があるので、
葡萄畑とつながるような空間です。
内部の床はパイン無垢フローリング、壁は漆喰仕上げです。
天井も構造用合板とタルキを現しにして、
いつものように自然素材を使った仕上げですが、
スチールの階段がアクセントとなっています。
敷地は蛍も飛んでいるような、自然に恵まれた環境です。
時が経つにつれて、益々風景に馴染むような家になって欲しいと思います。
所在:
山梨県笛吹市
建築形式:
新築
竣工:
2011年
構造:
木造
延床面積:
124.21㎡(37.57坪)
種類:
夫婦+子供2人
テーマ:
郊外に住まう、ミニマルな家
建築家
神奈川県横浜市
TAKAYASU ISHIGURO
BUILTLOGIC (ビルトロジック)