穴居人

コンクリート斫り仕上げの壁がある、三層分の空間をなるべく縦に抜いて一体とすることに加え、3階の天井高を低くした分、2階の天井高を高くすること、そして北の公園の森を美しく見せるため、南の光を絞り、コンクリート面の反射光を利用した採光が採れることを提案した。日本の伝統的とも言える手法を使い、少し暗めの空間を設け、空間の高さと幅の変化による気持ちよさのバリエーションを楽しめるようにした。3層の仕上げをすべて異なったものにしたが、家具がどこでも自由に美を求めて置ける、それぞれの空間のスケール感にあったテクスチャーに仕上げた。
所在:
東京都
建築形式:
新築
構造:
鉄筋コンクリート壁式構造(ボイドスラブ方式)
延床面積:
119.26㎡(36.0坪)
種類:
夫婦
建築家
東京都文京区
MICHIMASA KAWAGUCHI
川口通正建築研究所