白い板張りの家Ⅱ

住宅の内装の中でも板張りの床壁天井は最も手間が掛る仕上げのひとつだと思います。天井や壁に1枚1枚実(さね)のついた板を張る作業は大変ですが、出来上がった後の素晴らしさには代えられません。
無垢の板を加工し一枚づつ張ったものと印刷した壁紙では何かが違います。とは言いながらも予算や床暖房や傷を気にすると無垢の板張りはなかなか実現できません。また杉や桧のような和材を張るとどうしても和風に見えてきます。節のある板となると嫌だという方も多いようにも思います。この家では洋風にみせるためアッシュ材を使いました。
無垢の木に囲まれる空間は明らかに優しい空気に満たされます。
建築形式:
新築
構造:
RC+木造3階建
延床面積:
240㎡(73坪)
種類:
夫婦+子供
建築家
YASUHIRO KUBOKI
Q'sBOX一級建築士事務所