樫の木を望む二世帯住宅

建て主は高齢のご両親と共働きの娘さん夫婦、近くには孫夫婦も住んでいます。
日々の居心地はもちろんのこと、世代で住み繋げていけることや、小さなお店もできる予備配管など、定年後の暮らしや将来の介護も見据えて話し合いを重ねました。
敷地を見てまず目を引いたのは西隣地に根をはる白樫(区保存樹)の大木です。
娘さんが子供の頃から植わっていたその白樫を室内や半屋外の様々な場所や高さから望めるようにしました。
1階の親世帯には、玄関を兼ねた薪ストーブのある通り土間と板塀で囲まれた坪庭を、2階の子世帯には6帖程のウッドテラスを設け半屋外の暮らしを楽しみます。
玄関や水廻り基本設備は全て分離し必要な時には内部扉を使い気軽に行き来します。
竣工後、定年を迎えたご夫婦で薪ストーブ料理や屋外ランチを楽しまれています。
所在:
東京都
建築形式:
新築
竣工:
2014年
構造:
木造2階建て
延床面積:
144.13㎡(43.6坪)
種類:
母+娘夫婦+猫2匹+孫夫婦が時々泊り
テーマ:
樫の木を望む二世帯住宅
建築家
東京都大田区
OSAMU AKANUMA
赤沼修設計事務所