八千代町の家

敷地は関東平野を象徴するような平原に見渡す限り畑という豊かな環境にあります。
家の中にもこの環境を取り込みこの周囲の風景の連続感を保ちたいと考えました。
平野をつまみ上げて山ひだを作り、一角を住処として切り取ることで、
山の連なりの隙間と、ふもとのトンネルのような開口部が
両側の空と雑木林、田畑や水路といった風景を繋ぎます。
この過程から屋根はバタフライ屋根と切妻屋根の組合せになって、
屋根のずれは光を屋内を取り込みます。
また、東西南北のトンネルから、風が抜ける構成になっています。
回遊性のある間取は家族の繋がりも促します。
内部は、子供達が山を駆け回るかのように、この家でのびのび過ごしてくれるよう、色々な動線が絡み合っています。
所在:
茨城県結城郡
建築形式:
新築
竣工:
2020年
構造:
木造2階建て
延床面積:
129㎡(39.02坪)
種類:
夫婦+子供3人
テーマ:
平野に溶け込むなだらかな丘
建築家
埼玉県入間市
KAYOKO SHIMIZU
一級建築士事務所 DROP DESIGN