ドレミファプロジェクト

敷地の近くの川に、ドレミファ橋という飛び石の橋があります。
「ドレミファソラシド♪」と歌うように家づくりが出来たら、という住まい手の想いを込めて
プロジェクトに名前がついています。
こちらの家は、知り合いの方から譲り受けた木を使って家を建てたいというご相談から始まりました。
まず初めに、住まい手と、工事関係者と一緒にその木を見に行き、プランニングの段階でどこに何の木を使うのか、打合せをしながら設計を進めていきました。
内部は、構造体を見せないところを設けて、メリハリをつけコストを抑えつつ統一感を出しました。
キッチンや洗面台も地元の木を使った手づくりのものとし、この土地に建っていた古屋の建具などを内装コンセプトに合致させながら資源活用する試みをしました。そして、木を魅せる工夫として、日中の光の移ろいが家の中の光環境とリンクするように設計し、陽だまりのような居心地の良い場所をつくりました。
所在:
埼玉県飯能市
建築形式:
新築
竣工:
2018年
構造:
木造
延床面積:
98.06㎡(29.66坪)
種類:
夫婦の妻の仕事場・妻の母も将来住む
テーマ:
縁のある木を使うこと、在るものを活かすこと
建築家
埼玉県所沢市
YOKI OHTA
一級建築士事務所 ヒダマリデザイン設計室