さくらハウス

この住まいは、土地探しからお手伝いして実現しています。
敷地は約20坪と大きくはないですが、南側には緑あふれる遊歩道、東側には小さな美術館の庭園があり、環境・眺望がとても素晴らしいロケーションです。
ただ、風致地区により建ぺい率や外壁後退などの制限が厳しく、限られた面積の中でいかに広く心地よく暮らすかがテーマとなりました。
ほぼワンルームとした2階には家族が集まり寛ぐリビングやダイニングキッチンを配置し、周辺の緑の借景を2階のどこからでも堪能できるようにしています。
ほぼワンルームではありますが、日用品等をストックできるウォークスルーの収納を設けたり、キッチンのコンロ側に壁一面の収納を設けたり、出窓の下を収納棚としたりしながら、日常必要な雑多な物やストック類を仕舞える十分な収納を確保しています。
また建主は共働きの夫婦のため、家事効率を重視して寝室と水廻り、屋内外の物干スペース、収納を3階に集中させました。
3階の浴室の大きな窓の目の前は、遊歩道の緑です。
東側の窓からは春には庭園の桜が目の前で楽しめます。
小さな家ではありますが、広く暮らすことができる住まいとなりました。
所在:
東京都
建築形式:
新築
竣工:
2018年
構造:
木造 地上3階
延床面積:
86.66㎡(26.21坪)
種類:
夫婦+子供1人
テーマ:
狭小住宅
建築家
東京都葛飾区
KYOKO SHIMAMURA
島村香子建築設計室